2016年12月23日金曜日

宝石




今年も残すところあと少し。
思い立って駆け足で金柑画廊へ走った1年の始まり。

自分の内側に貼り続けていた色んなことを空間いっぱいに貼り巡らす。
少し時間が経った今、思い返してみるともっとたくさん外に出したいことがあったようにも思えたり。

でも、watashi no ki から感じて体の中に溶け込んだ
景色や感触、気持ちや大切な人たちの暖かさは、
私にとって宝石のような宝物になった。

いつでも自分次第だと思う。
足を伸ばしてひょいっと馴染みの場所を出れば新しい出会いがあって、
人と流れる空気に暖かさを感じる。

夏に盛岡を訪れることができて本当によかった。

人生は本当に物語のようで、同じ波もあれば強弱をつけてやってくる波もある。


涙が溢れるような優しい時間が訪れることがとても嬉しい。

目の前に広がる景色も、日常の発見も、色や音や匂い
心の栄養をいつも大切に。

また来年。
私らしくズンズン進みます。










2016年7月17日日曜日

さばーくの夜。

そういえば、こないだ柴田聡子さんのライブを見に行ったんだった。
誕生日も近いし、ちょっとだけご褒美によいかなと思って。
ライブハウスもクラブも、人がユラユラしてるところは、
どうしたらよいのか分からなくて普段全然行かない私。

でも行ってみたら、ものすごいユラユラする私。
今日初めてやるんです〜と言ってエレキギターを掻き鳴らす柴田さん。
自分に合ってるカヴァー曲をよーく知っていて、ピカイチの心地よさ。

記念切手をもらって帰るライブハウスの帰り道。

夏。なんだか不思議な夏。


でも、なんだかとっても大切な夏。

2016年5月1日日曜日

watashi no ki


時間の経過はとても早い。
光のような速さ。

私はいつも1つの山を越えるたんびに、
またもう一歩あゆみ出すまで一ヶ月かかる。
1週間で戻るでしょうと思っていても、気付いたら一ヶ月。

でもやっとこさ、あのへんてこなリズムの中へするりと戻れそう。
頭からシャワーを浴びながら、周りの人が私をまたこのリズムの中に戻してくれたんだなと思う。

人に支えられて私らしく毎日を過ごしている。
大事な事なのだ。


とてもとても遅くなってしまいましたが、
忙しない毎日の中、個展へ足を運んでくださいましたみなさま。
あたたかく見守ってくださったみなさま。
本当に感謝です。

私の中で、ひとつ新しい一歩と挑戦だった今回の個展。
空間いっぱいに自由にわがままな二週間。 
見てくれる人たちにどう映ったんだろう。

「watashi no ki」
私の頭の中の実のなる木。
テーマは持たずに今私の脳みその中に散らばる実を、鈍く光る彼らを外の世界に出してみた。
それでよかったと思う。



赤い花はゴミ箱を照らすスポットライトのよう。
ゴミ箱だけどゴミ箱じゃない。
毎日はおもしろいのだ。



2016年3月26日土曜日

晩ご飯

伊丹十三の「お葬式」と小津安二郎の「お早う」を観た。
対照的なタイトルなのにどこか近しさを感じた夜。

夢の中のような金柑の日々も、あと2日。
昨日晩ご飯を共にした友人と、とても大切な出来事があった。
言葉にしてしまうと、なんだかもったいないのでしまっておこう。



2016年3月21日月曜日

金柑の日々も折り返し

祐天寺からコーヒーを買って金柑画廊まで歩くと、
蔦の絡まる家が多いな感じた。

家の輪郭に沿うように繁殖する姿は、
少しぞっともするし、細い線画を描いてるみたいで美しいなとも思う。
蔦をみると、いつもその中間でゆらゆら揺れて、どう扱っていいか分からなくなる。

中にはびっしりと覆われた家もあって、
写真を撮る動作にも至らず、じっと見つめる。

残り少ない金柑の日々。
飄々とした中に、何かが繋がっているようなある日の金柑への道のり。






2016年2月28日日曜日

watashi no ki

思い立って駆け足で、目黒へ向かう。
休業日の部屋の中を、手で屋根を作ってガラス越しに覗き込む。

古本の本棚と、部屋の真ん中の大きな机、古道具。

目黒の「金柑画廊」さんで個展を開きます。
「watashi no ki」
私の頭の中の実のなる木。
ポツポツできる実は、
コーラルでもなくオレンジでもない、まるく鈍い色。

たくさんの実を引っさげて2週間走り抜けられますよう。


watashi no ki./by.hoshi mitsuki
2016.03.17(thu)-27(sun) 12:00-19:00

金柑画廊 OPEN/(thu),(fri),(sat),(sun&holiday)
〒153-0063 東京都目黒区目黒4-26-7
tel.03-5722-9061/info@kinkangallery.com
http://www.kinkangallery.com
JR,地下鉄目黒駅or東急東横線学芸大学駅から徒歩20分 
JR,地下鉄目黒駅(西口)よりバスで元競馬場前下車→徒歩3分 


最終日には、クロージングパーティならぬクロージングコーヒータイムを。
口の中でほころぶ、WEEK END COOKIESさんのクッキーをお供にぜひ。
http://www.kinkangallery.com/news/3174/


そのころには春がもう少し近くにありますように。




チェコ再来



代々木上原のセドミクラースキーへ。
あの日のケーキが目の前に。